猫と休みが合う日の散歩コース、ステイホームの間はもっぱら区内中心だったけど、最近は都内でも少し足を伸ばすことが増えた。
猫のリクエストで、上野の旧岩崎邸庭園に行くことにした。

旧岩崎邸は、今は都の管理だけど、かつては、三菱財閥の所有物だったもの。
お客様をもてなしたのは洋館で、普段の住まいは日本家屋(つながってる)、という対比が面白い。ただ、私の目当ては洋館だけ(笑)

岩崎邸を建てたジョサイア・コンドルの建築物は結構残っている。
ニコライ堂とか、古河庭園の洋館、三菱一号館…。明治時代に建てられた建物が多いのに、みんな震災や戦争をくぐり抜けて残っているの、すごいわ。


入場料は4百円。
靴下必須です。
だって、建物内は土足で上がれないんだもの。
というわけで、足元が間抜けだけど、仕方ないよね。
あとで思ったんだけど、写真撮る時くらいマスク外せば良かった。


お屋敷の壁紙は金唐革紙(きんからかわし)という、和紙を型打ちして、箔を貼って、まるで革細工のような美しい壁紙に彩られていたらしい。
今、貼られている壁紙は、復元されたものらしいけど、紙好きとしては、このお屋敷の大きな魅力でもある。


そうそう、私が着ているカーディガンは、紙の入った糸だから、サラッと軽いんだよ。

ところで、猫の様子が変だったんだけど、どうやら行きたかったのは、旧朝香宮邸(白金にある庭園美術館)だったことに気づいたらしい。
もちろん、旧岩崎邸も気に入っていたけど、歩きながら「あれ?」って感じだったんだって(笑)。

でも、和館の喫茶室の座敷で、庭を眺めながらおやつ(私はシュークリーム、猫は冷やし甘酒)をまったり食べるのも悪くないでしょうおねがい

新型コロナ感染者、減るどころじゃないけど、今度は久しぶりに庭園美術館行こうか、三菱一号館美術館にしようか?と、考え中。