私は普段決まった神社仏閣にお参りをする習慣がない。
両親、弟が亡くなっているにも関わらず、遠いから、と、墓参りをするのはせいぜい年に一度だし、家には、仏壇や神棚や十字架の類いもない。
神社に行くのは初詣と、旅先の観光で訪れるくらい。
ほんとに、信心深い人ではない。
こんなだから、つい、この出来事と、お参りを結びつけて考えてしまうのかもしれない。
そんな偶然もあるでしょ、と思われてもよいのだけど。
ちょっと不思議なことが起きたので、書いておく。
昨年の10月。
私は京セラで野球の試合を見るために大阪に出かけていた。
東京に帰る日の午前中、夕方に予約した新幹線の時間までどう過ごそうか?
そうだ、膝痛いから、マッサージ受けよう。と思い立った。
ネットで、ホテル近くの治療院を見つけて予約。
治療院の先生は、スポーツマンな雰囲気。古武術をされていて、その関係でスポーツトレーナーもしているとのこと。神道を学んでいる(オタク?)そうで、神道の考えの自由さについてなど、施術中、なかなか面白い話をしてくれた。
で、話の流れで、市内に霊験あらたか?強力な神社があるのだと、ある神社を教えてくれた。
初めて名前を聞く神社だったけど、帰りの新幹線に乗る新大阪に行く途中の駅にあるし、時間もある。
好奇心もあって、寄ってみることにした。
神社自体は、思ったよりもこじんまりしていたけど、重なった鳥居が厳かな佇まいだった。
でも、掲示されている行事の様子を見ると、子どもたちを含めて、地域の人たちに愛されているみたい。
神社のお参りのお作法は教えてもらったから、(結局、一部忘れた(^^;けど)、真面目に日頃の感謝の気持ちをお伝えした。
そうして、東京に帰ってきた。
膝のクリニックに行って診断を受けて、再生治療をすることになった。
料金高いよなあ。お金どうしよう。でも、とにかく治療を受けたかったから、決めてしまった。
そのあと、保険会社の人と会う約束をしていて。
退職後、月々の保険料を安くしたいなあ、と、思って、生命保険を見直すことにしていたのだ。
で、膝の治療代に保険が使えるか聞いてみた。
入院するなら1日分から出るけど、日帰り治療のPRPは対象外だった。
残念だけど、まあ、仕方ないね。
だけど。別件で。
数年前、私は、老後の貯蓄代わりに、80歳になったら満期になる、一時払い養老保険に入っていた。
その保険と同じ商品が、今は、利率が高くなっているから、かけ変えませんか?っていう提案を営業さんがしてくれた。
要するに、以前より少ない掛け金で、満期には同じ額が受け取れる商品があるらしい。先に買ったものを解約して、受け取ったお金で入り直すだけだから、新たな支払いはないし、差額は手元に残る。
ちょっと前に、メールで知らせが来ていたけど、よくわからなくて放置していた。
掛け金の差額はいくらになるか聞いたら、44万円。PRPの治療費の3分の2以上の金額だった。わー。助かる!
異存はなかったので、お願いすることにした。
これ、お参りした後、一週間以内に起きた流れで。
野球見に大阪に行って、知らない土地でマッサージ受けて、
知ることもなかった神社にお参りをしたこと。
膝の治療と、生命保険の見直しは、お参りしなくても起きたことかもしれない。
大体、膝に不調がなければ、出費自体なかったんだから、単にラッキーなことでもない。
でも、悪いことばかりは続かないことを信じたい気持ちになった。
なんだかありがたくて、近所の神社にお礼を言いに行って、治療院の先生にも報告した。
あれから、わりと神社に行って、近況報告と、お礼を言いに行くようになった。
神社には大抵石段があるのが辛いけど、バタバタしている日常の中で、手を合わせて祈る時間をおくのは結構落ち着く。
ご利益を感じたきっかけが、お金かい、と思うと、なんか、おかしいんだけど。
今度大阪に行ったら、改めてお礼を伝えにお参りしたいなあって、楽しみにしているのも、おかしいんだけど。