「精一杯は万策に勝る!」 | 気づきが大事!のブログ

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読書やセミナーで学んだこと、気づいたこと、人との会話、出逢いで、事件・ニュースで考えさせられたことなどを書き綴っていきますので、お読みいただければ、とってもうれしいです。

先日、凄い方と出会いしました。77歳のパワフルおばあちゃんです。
テレビ朝日系列で放送されているモーニングバードでのことですが。

その方は、稲川素子さんという、外国人タレントのマネージメント・文化事業企画制作・各種企業への人材派遣などを主な業務としている稲川素子事務所の社長さんで、なんと、事務所には5000人以上の外国人タレントが所属しているそうです。また、タレントばかりではなく、アーティストやお笑い芸人なども幅広く所属しています。

番組では、麻布の豪華な自宅と、愛車ロールスロイスで走ること一時間半くらいの郊外にある敷地面積4000坪の“素子ワールド”と称する大きな別荘が紹介されました(一つの山まるごと購入されたそうです)。驚いたのは、その美しい別荘だけでなく、稲川さん自らが小さいパワーショベルカーで土地を整地し、基礎作りをされたことです。そのミニショベルカーがいちばんの愛車だそうです。

もっと驚愕したのは、彼女の生き方です。

稲川素子(いながわもとこ)は昭和9年1月18日生まれ。
医療ミスで20歳の若さで半身麻痺に。
その後、リハビリにより奇跡的に回復(でも、未だにどちらかの半身にしびれ、間隔の麻痺が残っているそうです)し、25歳で出産。
30~40歳は、娘さんをピアニストに育てたくて、二人三脚のピアノ修行。
50歳のときに、専業主婦から何の知識もなく起業、外国人を専門とする芸能事務所を立ち上げました。きっかけはピアニストである娘、佳奈子さんのドラマ出演の付き添いで訪ねた撮影現場。そこでは、演技のできるフランス人を探していたそうです。
「ひょっとしてあの人に頼めるかもしれない」とつぶやいたのがスタッフの耳に留まり頼まれるも、当てにしていたフランス人はとっくに帰国していた。

 「一度引き受けたことだから、断るわけにはいかない。絶対に代理の人を探そうと思った」のだそうです。
やっとのことで見つけたフランス人の演技の評判は、思いのほか良かったのがきっかけで、「稲川さんに頼めば、いい外国人が紹介してもらえる」。噂は瞬く間に広まり、外国人紹介の依頼が急増。周りに流される形で、経営に関して何の経験もない彼女が会社の設立へと向かうことになったそうです。

設立当時、所属タレントは1人もいなかったといいますが、仕事の依頼は殺到。稲川さんは、自分で外国人をスカウトに行くしかなかったらしいです。

 「信頼を失うわけにもいかないし、実績が何よりも大事な世界。外国人がよく出入りしていたディスコのお立ち台に上がって、踊るふりをしながら適当な人を探していた」と当時の苦労話も。

今でこそパワフルな稲川さんですが、戦後の食糧難もあり、幼い頃はかなりの虚弱体質だったらしく、入退院を繰り返していたため、大学は中退せざるを得なかったのだそうです。  

 事務所のスタッフが成長し、多少仕事に余裕がでた65歳のとき慶大文学部に再入学。ドイツ文学を専攻し、70歳で卒業されました。

その間の壮絶なエピソードの一例を紹介しますと。
卒業論文指導が受けられるか決まる大事な試験の前日。仕事上のトラブルで社長としての後始末に追わ、自宅に戻ったのは深夜12時。勉強しなければならないのに強烈な眠気が彼女を襲います。
 「ほとんど勉強ができていなかったから必死だった。台所に飛び込んで朝鮮人参と栄養剤を大量に摂取した」とか。

 その薬の効果もあってか、夢中になって勉強がはかどり、ふと気が付くと時計は9時。「試験は9時半から。タクシーに飛び乗って試験会場に入ったときには、もう答案用紙が配られていたそうです。「危機一髪。何とか合格できた」と多忙な当時を振り返り語っています。

驚いたことに、それだけでは、彼女の挑戦は終わりませんでした。
3度目のトライで、なんと、70歳で東京大学大学院入学。
現在77歳。東京大学大学院博士課程在籍中です。

社長と学生の二足のわらじを両立している稲川さん。何が彼女を駆り立てているのでしょうか。

「一度信じた道は決して諦めない、迷わない」。そんな信念が彼女を突き動かしているようです。

「若さだけはどうしても取り戻すことはできない。若者がうらやましい」と本人は語りますが、彼女の全身から若さに勝るパワーを感じました。
77歳という年齢を全く感じさせない稲川さん。彼女の力強さこそ、私を含めた多くの若い人たちが見習わなければならないものです。

稲川素子さんの座右の銘は、テレビでは「精一杯は万策に勝る」という字幕が出ていました。また、 徳島文理大学主催公開講座(2010/4/26)でも同様の「精一杯は万策に勝る」が見られますが、場所によっては、講演会の看板に「一緒懸命は万策に勝る」というのも見受けられます。

ありとあらゆる策を講じるよりも、目の前のことにまっすぐぶつかったほうがうまくいくということですね。

この考えは、以前にこのブログに紹介しました「奇跡力」(井上裕之Dr.著)の“やり尽くす”、“やり抜く”ことで、奇跡とも思えるようなことが出来てしまう、起こってしまうのと共通していますね。

とてつもないことを起こすのには年齢は関係なく、その人の何かに懸ける、挑戦する情熱、無邪気なまでの欲望、想いなのだということを思い知らされました。
負けてはいられませんね。


いまも甚大な被害に苦しまれている東日本の方々には、稲川さんの例を挙げるのは不謹慎と承知で、あきらめず、希望を失わず、「何度でも、何度でも、何度でも、Let's Try Again!」を切に願うところです。

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今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。感謝!
どうぞ、明日もご機嫌様!



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