水の教会—後編— | dotblue INTERIOR&ARCHITECT DESIGN

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インテリアデザイン事務所のデザイナーが綴る、デザイン日記とディスプレイ輸入情報


こんにちはっアッポー


前回の続き、後編ですあひる


水の教会のコンセプトは『自然との共生』きらきら!!きらきら!!



“あるがままの自然が

人間の意思(建物)によって余計なものを

削ぎ落とされ、

強調された空間こそが、

聖なる空間となり、

それを表現することが

教会建築である。”

—安藤忠雄



安藤忠雄氏の建築と言えば、自然を生かす、自然と関わる設計
が挙げられるかと思います。

とりわけ、安藤忠雄氏の建築はコンクリート打ちっ放しのシンプルな形が多いですが、それは建築の中で、幾何学的な形を用いているのは、幾何学の形が自然をシンプルに切り取るのにふさわしい形であるという安藤忠雄氏の概念が強くあるからだそうです。

だからなのか、確かに打ちっ放しでも冷たい空間に感じたことはありません顔20

この“水の教会”でもそれが十分に伝わる設計で、またこの雄大なトマムの地
だからこそ、生きてくるプランなのだと思います。


“らしいなぁ”と思ったところは、礼拝堂までのアプローチ。


打ちっ放しのコンクリートの壁に囲まれた螺旋階段を下っていくと、
コンクリートの隙間から、礼拝堂が静かに、流れる水の音と共に姿を現す。


それまで、どれだけ閉ざされた空間にいたかを感じさせられる、
感慨深いつくりです顔10

なぜ、ボクサーだったお方が、このような建物をつくれるのだろうか。。。





誓いを交わす二人が、この礼拝堂の水辺に立つとき
水辺に映り込む姿は既に祭壇に立っていて、

二人の姿が水面に映り込むことで誓いを交わす。


こうして、水の教会の祭壇空間は成り立つそうです。


なんとも素敵すぎるっっ


弊社でもチャペルのデザインをやっていますが、
こうやって成り立つ祭壇もあるのね顔14

とても勉強になりました。

感動をありがとうキラキラ



ではっアッポー