どしゅこいの大嘘吐き日記 -10ページ目

出発前 成田のターキッシュエアラインの受付の列で待っている時に

『 今 お申込みされると 17万円でビジネスクラスに乗れます 』っと

航空会社のお姉さんが エコノミーのお客様達に声を掛けていらっしゃいました。

一緒に旅行に参加したお友達と

「17万円あったら 他の国に行けちゃうわよねぇ~。

ヨボヨボになって、長時間の飛行機が苦痛になるまでは 乗らないわよね」っと

頷き合ってしまいました。

トランジットのトルコの空港は 物凄く広くて 超お洒落で綺麗で驚きました。

次の飛行機に乗り継ぐまでに 空港内を2km以上歩かなくてはいけないのですが、

65歳以上の人なら 無料で乗れる6人乗りの乗り物があります。

12ドルを払えば誰でも乗れますが、

無料で利用出来るなら 乗りたいですよねぇ。

パスポートを見せて 年齢確認が出来れば無料なのですが、

私が列に並んだら 外国人の担当者に 物凄くイヤな顔をされました。

????っと思って、その後 パスポートを見せたら、

驚愕の表情をされたのです。

 

「 あなたは異常に若いです!お顔のお肌なんて ピカピカで

 65歳以上には絶対に見えない! 」っと言われました。

( もっと言って!大声で言って!褒められて伸びるタイプのわ・た・し♪)

 

外国人から見ると 東洋人って。若く見えるみたいですね。

トルコなら イケルかも・・・ぼそって

今回の旅で 最高に嬉しかった外国人からの素直な?一言でした。^^

 

上沼恵美子さんがお薦めの「 みぞれ玉 」というのがあって

さっぱりとしたお味の飴なのですが、

1袋に1kg(¥1000円位)も入っています。

 

普通の飴よりも大きいサイズなので

良かれと思って子供にあげて 喉に詰まらせて窒息死コースになってもいけません。

だから孫達には あげられません。;;

それにしても 自分一人では食べ切れない・・・っと思っていました。

 

それで、今回のギリシア旅行に行く時に 持っていこうと考えました。

個包装なので ちょっとしたバラまきプレゼントに向いています。

出発直前まで 食卓には置いてあったのです。

 

どんな旅行でも いつもは最低限の荷物を心がけているのですが、

現地は寒いとの事で 今回は物凄く不安になり 

防寒の為の洋服を 沢山トランクに入れてしまいました。

現地でお土産とか買ったら 絶対に重量制限をオ-バ-しそうです。;;

結局 最後の最後で 勇気がなくなってしまい、みぞれあめを持っていくのを諦めました。

 

まさか 今回の旅行中 ずっとそのことを後悔することになるとは・・・。

今回の旅行では、成田から タ-キッシュエアラインに乗って トルコまで行って

トルコから飛行機を乗り換えて ギリシャに行ってきました。

 

先ず、行きの成田発の飛行機の座席に座った瞬間に 

ちょっとドキドキしてしまいました。

 

隣にトルコ人のご夫婦が座っていらして

何しろ日本人と比べると お顔がとても濃いので

威圧感がありました。

英語も 勿論日本語も出来ない様子ですし、

まぁでも空気みたいな感じで 接するというか 接しないというか

そういうスタンスで行こう・・・っと思っていたら 大間違い!。

 

飛行機が離陸後、奥様が片手にナッツをぎっしり握って 

無言で 私に薦めて下さるのです!。

有難く頂いたのですが、

持ってこなかったみぞれ玉の事を 物凄く後悔した私です。;;

 

私がナッツを食べ終わると、次に 干したイチジクを下さいました。

あ-みぞれ玉があったら 絶対に喜ばれたのにぃいいいい。

私も何か差し上げたかったのです。;;

 

リュックの中をごそごそ探ったら 以前孫にあげようと思って忘れたままでいた

ぺこちゃんポコちゃんチョコがひとつだけ出てきました!!!。

ちょっと幼稚で申し訳なかったのですが お礼代わりに差し上げました。

そうしたら また片手に一杯のビスタチオナッツを下さいました。

 

そうそう!そうだった!

そういえば行きの成田飛行場で 白い恋人を買っていたので、

おふたりには見えないように箱からバラして

6枚差し上げました。でもみぞれあめの方が 色どりも豊かで絶対に喜ばれたと思います。;;

それからまた こんなトルコのクッキーまで頂いてしまいました。::

物々交換合戦のような・・・ぼそって。ww

 

トルコに到着する直前に 彼らがスマホの言語変換機能を使って

『 私たちは日本人をとても愛しています。あなたに今日会えてとても嬉しかったです 』

っと打った文章を、スマホで見せて下さいました。

ドン臭い私は、スマホの言語変換機能設定をしていなかったので

ジェスチャーで 精一杯に嬉しい顔をして お応えするしかなかったのですが、

それにしても みぞれ玉があったら どんなに良かった事か・・・。

今でも悔やまれてなりません。

最後にお二人と写真を撮り合って お別れしました。

一期一会の出会い、旅ってドキドキしますよねぇ。^^

亡くなられた樹木希林さんが 海外旅行に行くときには、

スーツケースの中に ぎっしり♪日本製の不用品を持って行って、

外国のホテルのお掃除係の人達に配りまくっている!

・・・っとの事でした。

お国が違えば 日本では不要なモノも 海外では喜ばれる事があります。

ふと そんなエピソードも 思い出してしまいました。

 

中京テレビで ヒューマングルメンタリー オモウマい店 という番組でも

何度も登場していらっしゃいますが、

埼玉県滑川町の蕎麦屋さんの主で 

會津野茂三郎さんというかたがいらっしゃいます。

70代で とっても明るくて楽しくて、大変に魅力的な男性なのですが、

私は 彼の42番目の蕎麦打ちの弟子なんです。

最近は忙しくしているので 全然お店にうかがえていないのですが、

兎に角 茂三郎師匠はいつもファンに囲まれて

幸せな毎日を 送られていらっしゃいます。

人間は生き物だから いつかは死んでしまうし

病気や怪我もして 衰えていく運命にはあります。

 

でも素敵に年齢を重ねられていらっしゃるかたをみると、

歳を取るのが怖くなくなります。

そういう意味で 人生の良いお手本がいるというのは

勇気を与えていただくことになるし とても良い事だと思います。

 

 

数年前に 私がガンになった時に、

自分の人生で やり残した感じがあったので

もし治ったら 最後のアルバムを作ろう!っということで

『 蓬莱 』を録音して 2022年に発売したのですが、

 

去年の暮れに 

フランスの女性ジャズシンガーの素晴らしいアルバムに出会ってしまって

『 今まで こういう感じの音楽って やった事がなかったし、

 難しすぎて私には出来ないかも知れないけれど でもやってみたい 』っと

つい 思ってしまいました。

フェイスブック経由で 彼女とお近づきさせていただき とてもお優しいかたで、

著作権の許諾問題もクリアーしたので

これはやっぱりやるしかない!っと思ってしまいました。

 

もしこれから作るアルバムが世に出るとすれば 

私の人生で10枚目のアルバムになります。

区切れも 丁度良い感じがして 

ついうっかりやる!っと 声に出して言ってしまいました。

嗚呼!本当に軽薄でバカな私です。(とほほほほ)

女に二言は無いのだ・・・ぼそって。;;

 

今年に入って ちょっと体調が悪くなったりしたのですが、

騙しだましなんとなく 様子をみつつ・・・っと言っているうちに

もう10月も終わりそうな勢いで 

私の老化とともに 時間に加速度がついております。

 

講釈ばかりタレて 小説を書かない小説家とか

絵を描かない 画家とか

音楽を作らない音楽家とか いますが、

自分の頭の中に 具現化したい何かのイメージがあるなら

それを少しでも形にしないと いけないと思うのです。

 

私は 自分は音楽家ではないと思っています が、

それでも 何かを形にしたいという欲望を感じたら 

それに素直に従うしか もうないと思っています。

美味しい卵焼きを作りたい そして食べたい・・・っと思うのと同じ次元で 

納得のいく録音がしたいです。

 

いつもお世話になっているピアニストの森美佳ちゃんから

「 大野さんって 本当に音楽が好きなのねぇ・・・ 」っと 

つい最近に言われてしまったのですが、

そうかなぁ?、そんなでもない筈なんだけどねぇ・・・っと思ってしまいました。

常に音楽を聴いているワケでもないし、

逆に 聴いていない時間の方が長いのにねぇ。

 

さてやっと本題になります。 

昨日は、レコーディング初日でした。

いつもお世話になっている高田信さん ベーシストの高橋ゲタ夫さん

ギタリストの小畑和彦さん サックス・フルート奏者でアレンジャーでもある菊地康生さん

に いらして頂きました。

みなさま 超ベテランの方達でいらっしゃいます。

 

それで今日の最初の話に戻るワケですが、

録音に参加された皆様 本当に良いお顔をしていらっしゃいます。

仙人のように超越された 福相で、いつもニコニコ和やかなのです。

その時その時で 色々なアイディアやベストの限りを尽くしてくださって

本当に感動!感動!そして 益々ファンになってしまいました。

皆様 70代ですが、若々しくて洗練の極みの世界の人々で

昨日も人生のお手本を見せていただいて とても良い緊張感を味わいました。

今回のレコーディングこそ ゆっくりと進めたいと思っているので

発売までは 遠い道のりになりますが、

皆様にお助けいただいて 頑張ります。

引き続き 生暖かく見守ってやってくださいませ。^^