クラウンレコードのディレクタ-だった中根康旨さんから電話が入って
今度レコーディングでバックボーカルが必要だから 呼びますっと言われた。
そして赤坂見附のクラウンのスタジオで コーラスを2曲歌った。
これが大学入学当時の私の 音楽の仕事始めとなった。
確か女性ボーカルのラジさんも御一緒した筈なんだけど
他の仕事で御一緒したのか ちょっと記憶が曖昧です。
ムーンライダースのコーラスで御一緒したのかな?。(あるつ)
ラジさんは とっても素敵なお姉さんっていう感じで
新参者の私にまで コーヒーをご馳走して下さった。
大人の女性のお心遣いに 吃驚して恐縮した私。
素敵な大人の真似をして 私も大人になっていくんだなって思いました。
生まれて初めてのレコーディングで 印象に残っているのは、
ドラムの林立夫さんがとっても気さくなかたで
待ち時間に 椅子に座った状態で 「 足だけのサンバの踊り方 」を
レクチャーしてくださったこと。
とっても洗練された大人の男性だなぁって 思いました。
今 昔の自分の歌を聴いてみると 超・赤面モノで
ヘッドホンの使い方とか マイクの使い方が全く判っていないので
ただ大声を出して 必死に歌っているし ピッチも悪いぜよ。
それにしても高校生の時の憧れのティンパンアレイと前田憲男さんの共演のアルバムが、
私の仕事始めになるとは・・・。
それにしても当時の私は、
まさか この年齢まで(65歳)音楽を続けるとは思ってもいなかった。