中国旅行 その4 | どしゅこいの大嘘吐き日記
旅行直後に、
友人から「何が一番面白かったの?」っと訊かれて 
うーむぅぅ・・・と考えてしまったのですが、
ワタクシにとって一番面白かったのは
参加された人々の事だったのでありますぅ。
 
相部屋希望で 女性一人で参加しているかたが
私を含めて3名いまして、
その日によって 一人部屋になったり 相部屋になったりしたのですが、
実は これがこの旅の 一番の冒険だったのであります。
 
インドほどではないにせよ
近場だけれど 中国の旅と言うのは ちょっと敷居が高い感じですよねぇ。
歴史が好きな人は 必ず行ってみたい国だけれど、
衛生状態の悪そうな食事や 使い辛いトイレを思うと 気が重くなります。
それだけに 中国旅行を選ぶ人は、
それまでに 色々な国々を 旅しまくっている人が多くて
非常に旅慣れていて 洗練されていらっしゃるかたばかりでした。
 
私以外の2人の女性にとっても 
相部屋というのが 今回の旅の一番の冒険だったみたいで、
 
『 もし高齢者のかたが相部屋だったら 旅行どころではなく
 その人の 半介護をする身になるかも知れない 』・・・とか
『 若いギャルみたいな子と同室で 話が全然通じなかったらどうしよう 』・・・とか
そういう心配をされていたみたいで、
ですから『今回は運良く、楽しく皆さんと旅行が出来て 本当に良かったわねぇ』と
手に手を取り合って 喜び合えたのであります。^^
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Kさん(69歳女性)と相部屋になって 夜ベッドに入った時に
「 ねぇねぇカラオケって 普段行くの? 」っと訊かれたので
「今までに 一度くらいしか行った事がないわ」と、
答えたワタクシです。
 
Kさんは カラオケがお好きみたいで
いきなり!大胆にもアカペラで 
研ナオコさんの『愚図』を歌い始めました。
手持無沙汰なワタクシは 間が持たず、
仕方がないので 手拍子をしてみました。
 
んで 一番・二番と歌われた後に
「 研ナオコの曲は 割と好きなのよ 」っと言われて
『夏をあきらめて』も 歌い始めました。
 
そのあと「大野さんも何か歌いなさいよ」
っと、言われたので
ワタクシも ハイファイセットの『卒業写真』を
歌ってみました。
そうしたら「ユーミンの曲もいいわねぇ 」っと言われて
「 泣きながら~ちぎった写真をてのひらに繋げてみるのぉ~♪ 」
っと歌われたので ワタクシも途中から一緒に歌いました。
思い出せない歌詞は 
るるるぅ~っと言って 二人は胡麻化しました。
 
そのあと 因幡晃の 『わかってください』とか
歌手名や曲名も知らないモノが多くて 
思い出せないのですが 
ワタクシの知らない歌を Kさんは 沢山歌われました。
 
その後 
またしても「大野さんも歌いなさいよ」っと言われたので
由紀さおりさんの『生きがい』と『手紙』を歌いました。
確か 私が小学生の時に 
生まれて初めて買ったレコードが
由紀さおりさんの「生きがい」だったのです。
 
Kさんは7歳年上のお姉さまと輪唱することがあるそうで
「私が下のパートを歌うから 
大野さんは上のパートを歌ってよ」ということで
『朧月夜』を 一緒に何度も歌いました。
 
そんなこんなで 
一時間くらい 歌い合ったでしょうか・・・。
Kさんは 気が済んだみたいで
「 じゃぁ寝ましょうね 」っと仰って
ふたりでおやすみなさいを言い合い 
眠りについたのでありました。
 
この話を 旅行後に女友達にしたら
「 しえぇぇぇ~ そんなのってあり得ないわ!
  私だったら そのかたとは絶対に
  ご一緒出来なかったわ 」っと
言われてしまいました。
 
組み合わせの妙と申しましょうか、
ワタクシは『歌う』という事を 
今回の事で 全然別の角度から考えるチャンスを頂き、
新たな発見をしたのであります。
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由紀さおりさんとは 一度もお会いしたことはありませんが
由紀さんの元ダンナさんだった 大森さんとはご縁がありました。
私が18歳の時に 一番最初にテレビCMの仕事を頂いたのが
大森さんのONアソシエイツという会社の『丸井のCMソング』でありました。
 
また別の仕事で
スタジオからスタジオに移動する為に 
大森さんのお車に乗せて頂いた事があります。
後部座席に 素敵なイブニングドレスがかけてあったのですが 
大森さん曰く それは由紀さんのステージ衣装との事でした。
小学生の頃より憧れの女性である由紀さんのドレスを見ることが出来て
超・感激したことが 昨日の事のように思い出されて
懐かしいワタクシです、