エルメート・パスコアールや エグベルト・ジスモンチの音楽を
とても熱心に聴いていた頃、
ブラジル音楽では 彼らが最高峰で
最早これ以上に凄い人は
絶対に出てこないと思っていたのですが、
ところがどっこい!ブラジルって国は 本当に凄い国で
ぶっ飛んでいるアーティストが ばんばん出現するんですよねぇ。
文化度が異常に高くて いつも驚愕とさせられます。
新譜の『ちゃぱら』では
Nobos Compositors と言われるブラジル音楽の
新しいムーブメントのメンバー達の曲に
日本語の歌詞を書いて 3曲歌ってみましたが、
兎に角 どの曲も美しく 素晴らしく またとても難しかったでした。
《 ちゃぱらの2曲目の『あらしのよるに』について 》
この原曲の作者であるChico Pinheiro がBob Mintzer’s Big Band とともに
ギター演奏と歌を歌ったテイクは 本当に素晴らしいので
youtube で 是非お聴きになってみて下さい。
また 彼の奥様であるTatiana Parra がこの曲を
ピアノとデュオしたテイクも 信じられない位に素晴らしいです。
彼女の歌には遠く及びませんが 私も頑張りました。^^
同じ曲なのに アレンジや演奏が変わると
こんなにも曲の感じが変わるのですが
どちらも素晴らしいですよねぇ。^^
《 ちゃぱら3曲目の『美しい女性』 について 》
Tatiana Parraもコーラスで参加している
Dani Gurgelの曲 Depoisという美しい曲です。
《 ちゃぱら4曲目『Happy go-round Journy』について 》
Dani GurgelのDe Casa という7拍子の曲です。
Dani Gurgel は お母様がピアノ担当・ご主人がドラム担当で
音楽一家なのですが、まだお若いのに素晴らしいアーティストです。
2曲目から4曲目までの3曲に関しては
著作権の許諾が あっと言う間におりたので
本当に有り難く思っています。
《 ちゃぱら8曲目の『パラダイス』について 》
昔々 初めて Quarteto em Cy と MPB4の
Noites Cariocas を聴いた時に 大感動して
思わず日本語のボーカリーズの歌詞を書いてしまったのですが、
この曲を 実際録音するとしたら
全く違うアレンジで表現したいと思っていました。
高田信さんのプログラミングで
とっても楽しいアレンジにして頂いたので 本当に喜んでいます。
ゲーム音楽に出てくるピコピコ音が
実に効果的に使われていて 新鮮で 大好きなテイクです。
《 ちゃぱら5曲目の『やま』について 》
私は 山登りはした事がないですし、
ハナっから そういう発想がないので
一生山登りをする事はないと思うのですが、
でもこんな私が もし山に登るとしたら・・・っと 想像して歌詞を書いてみました。
恐るべし!Elis Regina!彼女は信じられないくらいに歌が上手い人で
でも ただ上手いだけでなく 聴く人の心に沢山の大きな波紋を残す天才です。
piano担当の森美佳ちゃんと 私の歌とのデュオと
聴き比べると 面白いと思います。^^
Corrida de Jangada https://www.youtube.com/watch?v=kATOGnBnYek
《 ちゃぱら11曲目の『ふたりのハピネス』について 》
昔 絵本作家の五味太郎さんに Joyce の See you in Rioをお聴かせしたら
とっても気に入られて 彼女のCDを 即!買ったそうです。
このアレンジで このシンプルな編成だからこその
素晴らしい世界だと思います。