長く仕事をしていますと イヤな思いをする事だってあります。
もう随分昔の話ですが
女性シンガー5人が2曲ずつ曲を持ち寄って 全10曲の
一枚のCDを作るという企画があって
それに参加した事がありました。
一曲はオリジナルで もう一曲はカバーということで
私は カバーの曲にブラジルの曲を選びました。
最初の話では、
兎に角 簡単なデモテープを 録音してみて
それから方向性を探りましょう・・・っという事だったのですが、
実際始まってみますと
全く違う話になっていまして(涙)、
全く違う話になっていまして(涙)、
デモテープだと思って 簡単に録音したものが
勝手に それが採用されてしまって、
しかもそのミックスダウンにも呼んで貰えず
CDは発売されてしまい、その上に ギャラも何も貰えませんでした。
寄せ集めの企画物のアルバムの中には
良いものも あるとは思いますが、
レコーディングで 色々な人が関わってくると、
責任の所在が アバウトになりやすいので
そういう事が起こる危険性が 高いみたいです。
責任の所在が アバウトになりやすいので
そういう事が起こる危険性が 高いみたいです。
たまたま そのCDのシンガーとして参加していた人の中に
友人の知人であったベテランシンガーさんがいまして、
後になってから そのかたと電話で話をする機会があったのですが、
彼女もそのCDでは 最悪な思いしかしなかったみたいで
「 まさか こんなに納得出来ないCDが出ちゃうとは
最悪で 悲惨な話よねぇ。;; 」・・・っと
手に手を取り合って お互いの不幸を嘆き合いました。w
『自分が納得する音が 作れなかった悔しさ』や
『 全然納得していない音なのに
それがイコール 私だと思われてしまう!』
・・・っという悲しさで 絶望してしまいましたが、
生きていると そういうこともあります。
いつか その無念を晴らしたい・・・っと思っていたのですが、
ぢんせい半世紀も とっくに過ぎて、
すっかりそんな事も忘れた頃に、
すっかりそんな事も忘れた頃に、
アルバム「 聚楽 」の「 ふたり 」という曲で
その思いを晴らしたワタクシです。^^