音楽CD制作でも 映画制作でも テレビドラマ制作でも
予算が潤沢にあれば
それに越した事はありませんが、
この不景気なご時世では 予算なんて殆どの場合 どーせ限られていて
いやはや 何を作るのにも大変なんだろうなぁと思います。;;
でも予算が無いからこその 逆転の発想というか 強い気合いと申しましょうか
ありとあらゆる知恵を絞る事によって
思いがけないくらい 面白いモノが出来る事があると思うのです。
テレビ東京でやっていた ドラマ『 勇者ヨシヒコと魔王の城 』は
こちらが腰砕けになるほどに 何もかもが とんでもなくアバウトな世界なのですが
でもそのアバウトさが 実にチャーミングなのであります。
例えば これまで 渋くて超イイ男代表だった ナイスガイの宅間伸でさえも
信じられないくらい コミカルな役柄に徹していらして
演じられたキャラクターもピッタリきてしまって 吃驚しました。
制作者側が 観る人々に 変におもねる事なく
娯楽作品を作るんだっ!という事に 徹していて 、
世間というものを おちょくれるだけおちょくり捲った姿勢が感じられて
実に 楽しく爽快でした。
こういう『軽み』の世界もアリだったかっ!・・・っと ハタと膝を打ったワタクシです。
キッチュも極めれば アートになるって事ですよね。
お笑いの鳥居みゆきさんって
今まで どこが面白いのかピンと来なかったのですが
『 臨死!江古田ちゃん 』のヒロインとしては
ズバリ!ハマリ役だと思いました。
(以下コピペ)---主人公の江古田ちゃんは、江古田駅近隣に在住のフリーター。
昼は派遣のOLやテレアポ、ヌードモデルのバイト。夜には、キャバクラで働きます。
家では全裸で過ごし、色んな男とも寝たりして、シュールで人間くさくて、
とても面白い毎日を生きています。
その日常を本音丸出し・赤裸々に描きます!!-----
こういう女性って どこかに居そうだ・・・というリアリティが感じられて
いつもは つかみ所の無いイメージの鳥居さんが
輝いて見えました。
何かが大爆発したり 血がどばぁ~っと出るような
刺激の強いシーンが連続して出てくる作品は 好きではないのですが
でも『 愛のむきだし 』は 4時間近い作品でありながらも
作り手達の情熱が 非常に伝わってくる映画でした。
『 運命じゃない人 』
初めのうちは 見慣れない俳優さん達が出てきまして
馴染みがないせいか もしかしたら素人臭い内容なのかも・・・っと
期待しないで観ていたのですが
途中から 素晴らしいアイディアに溢れた 脚本構成の映画だと判って
最後まで とても楽しく観る事が出来ました。
予算をかけてなくても 優れた邦画もあるんだ!っと 教えられました。
だいぶ前の邦画ですが
西田尚美さん主演の『 ひみつの花園 』というコメディ映画が
ワタクシは大好きなのです。
こういう楽しい映画がありましたら 是非 お教え下さいね。^^




