ぢんせい半世紀、
今となっては こんなにデブってしまい
とんでもなくなってしまった おヴぁさんのワタクシですが
昔ぃ 若かった時わ、 毎朝のシャンプ-は欠かさずぅ
5分置きにぃ 化粧くずれのチェックを鏡で怠る事なく
叶姉妹の様にぃ 自分に厳しくぅ
実にマメに 身奇麗にしておりました(遠い目)。
あの頃のワタクシは何処……(-。-) ボソッ
さて 昨日は
父(83歳)が 行きたいと言うので
仕方なくぅ 浅草の21世紀お笑い劇場に
一緒に行って来ました。http://www.asakusa21.com/liveschejule.html
この劇場には 父の付き添いで 30回以上来ているのですが
何しろ お客さんの年齢層が高くて 平均65歳位と思われます。
原宿や六本木や 青山・代官山などと違って
お洒落度が異常に低い場所ですしぃ
客席の殆どは 棺おけに片足を突っ込んでいる様な方達ばかりで……(-。-) ボソッ
皆様の出で立ち・装いも 乾燥椎茸の様な佃煮色 一色で御座います。
どーせ父の付き添いだしぃ 浅草って場所自体が 超色気の無い場所なので
家を出る時から 緊張感皆無の ノ-メ-クのワタクシだったのですが、
流石に自分でも みっともないと思ったので
開演前の客席で バッグから化粧ポ-チを出して
大胆にも 基礎化粧から ゆっくりとメ-クをしておったのでありますぅ。
イイトシこいた大人の女が
パウダールーム以外の場所で 堂々とメイクをするって事が
どんなにか お行儀が悪い事だとは
こんなワタクシでも ちゃんと認識はしているのですが、
浅草って処は そういう事が
躊躇いもなしに出来る場所 & 似合う場所ですからして。>イイワケ?
さてそんな時にぃ 若手の芸人さんが 売り子さんになって
飲み物や食べ物を 売り歩いていたのですが
化粧中のワタクシの座席に 段々と近づいてきたので
『 ちょっとやヴぁい・・・気まずい・・・』とは思っていたのですが、
左眉を描き終わりぃ 次にぃ 右眉をペンシルで描こうと構えた ワタクシの横に
わざわざやって来て ぴったりと張り付きぃ
「 お化粧のお供にぃ~ あんぱん¥100円~ 如何でしょうかぁ~ 」って
何度も何度も 大声で言うんですよぉぉぉおおおお。;;
んもぉ~ 恥ずかしいやら 可笑しいやらで
化粧をする手が震えて ヨイヨイになりぃ
思わず 片眉だけの状態で 俯いて大爆笑させられてしまいました。
ワタクシの笑いを取って 調子に乗ったその芸人さんは
ついでに隣の席で (風邪予防で)マスクして座っている父にまで
「 マスクのお供にぃ アンパンは如何ですかぁ~ ¥100円ですぅ~ 」
・・・って 言うもので、
んもぉ~ 開演前の しょっぱなから 笑いが止まらなくなってしまって
お腹が痛くなってしまいました。
本当だったら 笑い賃としての心付けを その方に お渡ししたかったのですが
何しろ片方しか眉を描いていない状態だったので 顔も上げられずにぃ
流石のワタクシも躊躇ってしまって 差し上げられませんでした。;;
( ん~ 残念でした )
昨日の演目も いつもと同じで
前半は 若手の漫談から始まりぃ
いかにも売れない感じの演歌歌手のしょっぱい歌謡ショ-(3曲)とか
マジックとか コントがあって
後半は 一時間くらいのお芝居という構成だったのですが、
出演者の中でも秀逸だったのは ひびきわたる様の漫談で御座いました。
彼の芸は もう4回くらい拝観させて頂いておりますが、
流石ベテランと申しましょうか
素晴らしい『 間 』を持つ 話芸の世界で御座いました。
観る人が 安心して観られる話芸って
やっぱり相当な数の「場」を踏まないと出来ないと思いますので、
『 芸術は爆発だ! 』っと 岡本太郎氏は言われましたが
ワタクシぃ 『 芸術は場数だっ!』っと あえてここで申したいですぅ。
話す話題・内容が ど-でも良い 些細な事であっても
この人の口にかかると とんでもなく大きな笑いに
化学変化してしまうのは やっぱり凄いっと感動させられました。(はぁと)
昨日のひびきわたる様のネタで ワタクシ的に 一番ウケたのは
「 桃栗三年 柿八年 隣のバァさん あと一年 」の御託宣だったのですが
開演中にもかかわらずぅ 父は父で隣の席で 手帳を出して
生真面目に これをメモしておりまして、
また 父のそんな姿が ワタクシ的にはバカウケで
大爆笑の一日となってしまいました。