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いぬふぐりきみに学びし死の作法

 

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 はじめまして、青柳仁といいます。
 マハーサマーディ研究会を昔読んで関心を持っていたのですが、しばらく遠離っていて、『理想的な死』を昨日書棚から取り出した所です。


 そしてこのBLOGに巡り逢いました。


 読み合わせて、理解させてもらいたく思い、「転載」させてもらいました。
 これからもいろいろ教えてもらいます。
 よろしくお願いします。

 

 

 寒の月後生を語る友に逢う   仁


 友在れば吾遍く在りぬ

 

 

☆☆☆ マハーサマーディ研究zdw22『 「医」をこえる 』 への交心です。 ★★★
♭♭♭ http://blogs.yahoo.co.jp/jbreeze_0/33629109.html  ×

 

 

 >  矢山クリニックの『難病・癌でもあきらめない」という小冊子があり、患者さんの声を読むと、そういう方が現実にいらっしゃるんですね。「病気になって良かった」と言う人がいるんです。
 「病気になったおかげでこんな気づきが得られた。今までの人生観が全く変わった」という声です。

 これを実存的変容という言い方をしております。このことばは本来ユング心理学からきておりますが、それまで自分だと思っていた非常に強い枠を壊していくということです。枠というのは、社会的制約、家族からの制約、あるいは思い込みなどで、それらの枠から外に出るのが実存的変容です。    。。。『 「医」をこえる 』

 


 <実存的変容>・・・
 むずかしいけれど、面白い言葉ですね。

 


 ぼくにも似たような経験があるんです。
 死にそこなって、生き存えて、そしてリタイアした年にはじめて病に出会って、「病気になったおかげで、命のことを色々感じはじめてきた」と歓んだのでした。

 

 

★★★ 『 今宵より癌とも遊ぶ虫の声 』 へどうぞ!!! ★★★
♪♪♪  http://haiku23.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_5eb9.html  2006年9月 2日 (土)

 


 そして、また、生き儲けしたぼくは、言葉あそびを楽しんできて、エンドレス・ラブあそびイメトレに夢中になり、<実存の交わり>とか<魂の光合成>とか使って親しんできた言葉に、<実存的変容>が、近く感じられて、面白いのです。

 

 <魂の光合成>というのは実存の縛りのまんまで、命の本体、命の心が遊離して、異時空飛翔するという幻想でした。命の心=魂は不生不滅、不垢不浄、不増不減で、異時空にステージアップした命でした。一休さんが無漏路と詠んだ時空です。

 


 > 有漏路より無漏路に帰る一休み雨降らば降れ風吹かば吹け   一休

 


 一休さんは瀬田大橋で入水自殺未遂を起こした後、もう一度自殺しようとします。一休さんの実存的変容の方便だったのでしょうね・・・一休さんも呪縛の今生を離脱して、後生をあそんだのでしょう。そしてもう一度今生に戻り、後生で生きた観自在な生を、この今生で生き貫くのです。それが晩年の森女さんとの恋弥勒道でした。


 一休さんの魂も森女さんの魂も、今生で弥勒さんになって、つまりは弥勒さんの魂と光合して、恋弥勒道を生きたのでした。一休さんのエンドレス・ラブです。


 <妙適清浄句是菩薩位>です。

 

 山折哲雄さんは、この一休さんの実存的変容を<隠れ往生>と呼んだのでしょうか・・・

 

 

 明日観れば今喜ばん雪に月   仁


 今苦しくも悦びとなる

 


 以上、
★★★  筑紫風575交心rz2405『 寒の月後生を語る友に逢う 』 の転載です。 へどうぞ!!!★★★

♪♪♪ http://kataomoi7.blog2.fc2.com/blog-entry-229.html
 

 

 

 寒昴よしき降り来て道語れ   仁


 間際のきみの念いが読めず

 

 

 > 私は最後を迎えるときは、断食して死につこうと思っている。もっとも突然死や事故死に見舞われる場合は悠長に断食などしているいとまはないだろうが、病死や自然死に恵まれるような場合は、断食してこの世におさらばしようと思っている。だからドナーカードを所持したり、それに署名したりする気はさらさらない。延命治療なども真っ平ごめんである。脳死の判定も拒否する。臓器を提供する気など毛頭ないのである、
 なぜならば私は、断食死こそ死の作法の出発点であると思っているからである。もしもそのような僥倖が許されるなら、断食に入ってから息絶えるまでの時間を豊かで実りあるものにしたいと思っている。そのとき、どんな言葉が自分の口から飛びだしてくるか、それとも念仏の声がでてくるか、断末魔の絶叫がほとばしるか、それもいまのところ闇に包まれた謎としかいいようがない。一切の言葉を奪われて、沈黙しているかもしれない。
 そのいずれであっても、いっこうにかまわない。しかし断食死が、自分の最後にのこされた死の作法だと思っている。もっとも、それはかならずしも死を覚悟するとか、死を悟るというものではない。そうではなくて、そのように最期を迎えることが、人間が人間であることの証であると思っているのである。   。。。山折哲雄『生きる作法Ⅱ』p421

 

 

 いぬふぐりきみに学びし死の作法   仁


 普通にいなくなりし不思議よ

 


 以上、 【 転載 】 です。

 

 

 潔くすべて捨てたかいぬふぐり   仁


 名捨て宝も捨てて消えしよ

 

 

 それなりに執着あそぶ夜長かな   仁


 秘すれば花の舞台を拓く

 

 

 

 

 

 

 

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