こんにちは。東京オープン柔術選手権2023まであと1週間になりました。初めて試合に出るキッズも多く、早くも緊張したりしているかもしれません。
また試合当日は保護者の方も緊張したりすると思います。
私自身も小学生の頃から、柔道の試合に出てきて今に至る訳ですが、いまだに緊張します。
特に小学生の頃は試合直前まではヘラヘラしているのに、試合開始の頃は心臓はバクバク、口の中はカラカラ、体は力が入らずガクガクして試合が始まり、気づいたら投げられていて大の字で試合会場の天井を見ていたという事もありました。
という事で今回は試合前の緊張について書いてみようと思います。
緊張すると心臓がドキドキして、頭に血が昇ってくるような感覚が不快に感じる事があると思います。
この不快さで緊張=悪 みたいになりがちだと思いますが、実はこのドキドキは心拍数を上げて全身に血液を送り、体を動かす(戦う)準備をしているそうです。緊張してドキドキしている時、体はすでに戦闘体制なのです。
また一流アスリートでも緊張するそうです。緊張している事を自覚して、受け入れてこそ、ベストのパフォーマンスを発揮出来ます。
この緊張を受け入れるというのが意外と難しいですね。私の経験上、みんなの前で負けたくない、失敗したらどうしよう、相手が強そうetcなどなど緊張のあまりマイナス思考になると、変に脱力してしまったり、試合に集中出来ないという事がありました。
逆に、ここで勝ったらかっこいいな、とか俺なら勝てる!みたいな気持ちになっている時は緊張していても体はスムーズに動いて、割と良い試合が出来たように思います。
試合前に『なぜ緊張しているのか?』を考えてみると、単純に考えすぎだったり、見た事もない対戦相手の力を過剰に恐れているだけだったという事も多いです。
それでも試合前のドキドキが気持ち悪いときは目をつぶって、呼吸を止める→深呼吸する。というのをやっています。呼吸を止めると心拍数が下がってきて、少し高揚感が落ちつきます。
こういう自分のジンクスというか、ルーティーンを作っておくというのも緊張を受け入れるのに役立つと思います。
保護者や指導者の評価や叱責を気にして過剰に緊張するという事もあるようです。これに関しては大人が気をつけてあげるしかないですね。
小学生に緊張を受け入れろ!と言ってもなかなか難しいのですが、これからの人生でもっと緊張する事はたくさんあります。緊張と向き合うには緊張する経験を積み、慣れるのが1番の近道な気もします。
格闘技の試合という非日常を出来るだけ楽しんで少しでも成長出来ると良いですね。