<5月14日>
久しぶりに訪れた岩手県大船渡市で、かつて支援した
東日本大震災被災先のその後の「明暗」を目の当たりにし、
災害と時代に翻弄された人たちに想いを馳せつつ、
市内へ戻って来ました。
橋を渡ると正面に「あの頃」よく立ち寄った
「リアスホール」が見えて来ます。
高台にあって被害を免れた「リアスホール」は震災のときの
救援の拠点のひとつにもなったと聞いています。
太平洋セメントの紅白の煙突はそのままの姿でしたが、
工場内の古い設備は解体工事が始まっているようでした。
随分古くなっていて、一部は津波にもやられたはずですので、
解体はやむを得ないところ。
ひと仕事終えて、16時30分頃に一旦ホテルにチェックインしました。
部屋の窓からは、JR大船渡線を転換したBRTの停留所と、
「津波伝承館」が見下ろせました。
夜は懇親会です。メインになったのは、
陸前高田の蔵が津波で全壊し、大船渡の山中に移転して
見事に復活した「酔仙」です。
酔仙を代表するのは濁り酒「雪っこ」ですが、
この日はその「うすにごり」が供されました。
酔仙酒造では、この「うすにごり雪っこ」を
炭酸で割ってライムを乗せた新しい飲み方、
「夏の雪っこハイボール」を推奨しているそうです。
柑橘の香りと雪っこの濃厚さが合わさり、
ピリリと炭酸が効いていて、夏にはぴったりでした。