<2024年3月8日>
ルクセンブルクの旧市街観光とフリータイムを終えて、
添乗員さんの指示通り、再集合場所に指定された「憲法広場」
へ時間前に戻って来ました。
ところが・・・待っているはずの「バスがいません」。
待つしかないので、戦没者慰霊塔の周りをもう一度ひと回り。
第二次大戦の犠牲者を祀ったとみられる刻印の文字を眺めて…。
待てど暮らせどバスは来ません。
慰霊碑の彫刻を眺めながら、慌てふためく添乗員さんを
遠目に見ていました。
どうやら運転手本人とは連絡が取れず、現地事務所か、
日本の本社などに電話していたようです。
文字盤はフランス語が多いように見え、
仏と独に挟まれてはいるものの、仏の力が大きかったことが想像されます。
中心部の逆三角形のように谷底に突き出た形の「憲法広場」。
バスが来る気配はなく、どこへ行ったのかも、
いつ来るのかも分からず、ただひたすら待ち続ける状態になりました。
広場から谷底へ降りて行く階段がありました。
「行ってもいいけど、自己責任で!」みたいな表示のようです。
深い渓谷へ向かって行く急な階段が続いていました。
「降りて行ったときにバスが来たらどうしよう?」という思いはありましたが、
途方に暮れている添乗員さんの姿を見ると、
すぐに来る気配は感じませんでした。
そこで、階段を下りて、峡谷の底の方へ行ってみました。
ツァー団体から離れての単独行動ですので、「恐る恐る」ですが、
そもそも決められた時刻に待機していないバスの方に落ち度があるので、
私一人を置いてけぼりにすることはないだろう・・・妻もいるし、
という思いでの単独行敢行でした。
あとになって思えば、これが「最初のトラブル」で、
その後もたびたびトラブル的なことが発生する予兆に過ぎませんでした。