<5月19日>
閉店が決まった地元の老舗料亭に、
妻と二人でお別れを告げに行きました。
まずは前菜で乾杯!
通された部屋は「梅の間」で、この料亭の「隠れ部屋」。
隣は大広間ですが、専用のトイレも付いていて、
大広間側からはここに部屋があることは分かりません。
「吸物」は「比内地鶏の土瓶蒸し~比内地鶏つみれ 山菜彩々」。
比内地鶏の出汁がたっぷり出ていて、濃厚な味でした。
「御造り」は「平目 本鮪 帆立 雲丹 芽物一式」。
「焼物」は「鱸葱塩焼き アカニシ貝雲丹和え もずくの白和え 茗荷甘酢漬け」。
途中から隣の大広間に客が入って賑やかになって来ました。
おそらく「秋田舞妓」を呼んで、華やかなお座敷になっていたと思います。
(画像はイメージです)
そんなお隣の喧噪を聞きながら「酢の物」は、
「津合蟹ミルフィーユ~蟹味噌 胡瓜 トマト 長芋 土佐酢ジュレ」。
デザートの「水菓子」は「宇治抹茶プリン」。
画像にはありませんが、他に「蒸し物」「強肴」「稲庭うどん」「雅香(漬物)」
が付きました。
献立を再掲しておきます。
最後は女将さんたちに見送られて、店を出ました。
入口横には竹が生えていますが、女将さん曰く
「今年は筍がとても取れました」とのこと。
前職の時代を含めて、結構な回数利用した料亭が
もうなくなることを思うと寂しさ反面、
社長の英断も理解できるような気がしました。
地元からまたひとつ、食文化の伝統が消えました。
【FIN】