10年前に出版されて話題になった本の「Part.2」です。

今回は全国の自治体を9分類に分けて解説、

様々な対策についても提言しています。

 

 序章 「消滅可能性都市896」の衝撃

 第1章 消滅自治体 最新データ編

 第2章 2100年への提言篇

 

2年前に北欧を旅して、国土面積が日本とほぼ同じの

フィンランド(ヘルシンキだけですが)へ行きました。

彼の国の人口は約500万人ですから20分の1以下なのに、

見た感じとしては気楽に楽しく大らかに暮らしていました。

歴史も風土も違う2つの国を比較する意味は

あまりないのかも知れませんが、正直、

「何が、どうして、こんなに違うんだろう?」と

不思議に思いました。

 

改めて考えてみると、人口が減って大変だ!と

大騒ぎしているのはメディアや自治体などで、

私たちは一緒に踊っているだけのような気がします。

何故なら、私たちができること・・・はほぼゼロだから。

 

明治維新からこれまで登って来た急坂を

同じ角度で下って行くだけのことで、

この角度はよほどのことがない限り変わらないのが現実です。

つまり「確実に来る未来」を心配ばかりしている感じ。

 

確実に来るのであれば、それに備えればいいだけでは?

と思いますので、それに合わせてダウンサイジングして行けば

いいだけのことだと感じています。

 

今回の「2」も大変な危機感に溢れた内容でしたが、

果たして提言がどこまで効くのかは私たちの子孫だけが知っています。

 

【2025年3月25日 読了】