<2024年4月18日>

秋田県小坂町にある明治の芝居小屋「康楽館」へ入場しました。

2階席最前列のS席は妻と娘、私は後方A席に座りましたので、

後ろの窓から外が見えます。

 

勘九郎&七之助の「春暁歌舞伎」という演題でした。

 

演目は「若鶴彩競廓景色」「舞鶴五條橋」

ところが・・・、

 

突然の体調不良で、「勘九郎」さんが出演不能になり、

弟の「七之助」さんが代役を務めました。

翌日の地元紙です。

ちなみに最初のトークショーでの代役は「鶴松」さんでした。

 

私の席からはこんな眺めでした。

 

オペラグラスを持って行ったので、特に支障はなし。

 

お弁当も事前に注文しておいて、幕間に食べました。

 

妻と娘の席からの眺めです。

 

2階席の最前列でしたので、よく見えたそうです。

普段は女形の七之助さんが、「一人二役」で弁慶も演じる。

つまり花道で弁慶の姿で見得を切る・・・という、

まず見られない姿を見ることができ、大喝采になりました。

 

帰りに道の駅に立ち寄って、スモーク商品を買って来ました。

 

地元の「猫松」という薫製加工所と武蔵野大学がコラボした商品です。

体調不良で急遽出演できなくなっても、すぐに代役を立てて、

何事もなかったように公演をこなして行く・・・。

歌舞伎の伝統のひとつなのかも知れませんが、

考えてみれば凄いことだと思いましたし、

勘九郎さんには申し訳ないけど、

「独七」として七之助さんの立ち役を見られたのは

本当にラッキーでした。

 

【FIN】