<2023年9月8日午前6時49分>
豪雨災害から足掛け56日目、8週間目を迎えました。
9月2日の義母の逝去に伴う一時中断を経て工事が再開。
床下に断熱材を敷き直して、床を張り替える作業が続いていました。
リビングが作業場に変わって、ここで材木の切り込みや
組み立てが行われていました。
一旦スケルトンになった家の中が、少しずつ壁板も張られ、
形が戻って行きます。
水回りの周辺は壁が取り払われて、
キッチンと洗面所と風呂場が一体になっていました。
何が入っているのか分かりませんが、
作業で出るゴミも相当なものでした。
娘夫婦たちの手伝いもあって、
我が家では数日で終わった災害ゴミの搬出が、
近所ではまだ続いていました。
おそらく、人の手が足りないのと、捨てるか否か悩んだ末に、
結局捨てる決断をしたものが、
こうして時間を経て出されて来たものと思われます。
この日の朝、事件が起きました。
実は、義母の葬儀で親族が集まったことで、
葬儀終了後数日経ってから、新型コロナに罹患した人が出ました。
頭をよぎったのは、葬儀の場に誰かがウィルスを持ち込んでしまい、
そこに集った人たちでクラスターが発生するというリスクです。
朝食を食べ終えた朝8時過ぎ、妻が「何だか喉が…」と言い始め、
念のため簡易検査キットで検査したところ陽性反応が出ました。
私と妻は一時引っ越し中で、
ワンルームの狭いアパート暮らしでした。
妻が発病すれば、私も感染することは目に見えています。
そこで・・・妻にはここで寝てもらい、
仕事も抱えている私は即座に事務所に避難しました。
「豪雨被災」+「葬儀」+「感染」という、
まさに「トリプルパンチ」に見舞われることになりました。