<2023年7月15日 18時15分>

雨は降り続き、内水氾濫でどす黒く濁った汚水は、

更に水位が上がり、流れも強く早くなって行きました。

妻と二人で必死になって、1階にあったものをなるべく2階へ

運び上げる作業をしながらも、合間合間に外の様子が気になります。

18時過ぎ、ついに町内のゴミ集積所になっている「簡易ゴミ箱」

流され始めました。

もっと右側のグラウンド横の塀のところにあったものが、

ゆっくりゆっくり、流れに押し流されて行きます。

 

上手に道の真ん中を、

角を右折して向こうの方へ「流れて行くゴミ箱」

 

汚水の水位は車のタイヤが見えなくなるところまで上昇し、

ゴミ箱は「果たしてどこまで流れて行くんだろう?」と思いましたが、

20分ほど経っても、角を曲がったところで立ち往生です。

 

18時46分頃、ついに玄関の三和土の部分に水が入って来ました。

来ないようにという祈りも虚しく、屋内浸水の開始です。

 

さらに2時間ほどが経過し、すっかり暗くなりました。

この間、とにかく、ただひたすらに、1階にあったものを

二人で2階へと運び続けていました。

 

夜8時30分頃の道路の汚水の様子です。

車のタイヤは見えなくなり、ヘッドライトが水没寸前まで来ていました。

ただ、幸いなことに電気もガスも水道も止まっておらず、

携帯も普通に使えていました。