ノーベル賞が贈られたときは驚きましたが、
この本を読むと「それもあり」だと思います。
名曲「風に吹かれて」から60年が経ち、
80歳を超えても、常に「進化」し続けているイメージです。
序 章 デビューから60年を過ぎて
第1章 「風に吹かれて」の衝撃
第2章 政治・社会に関わる2つの重要曲
第3章 1つの金字塔
第4章 ブルース・シンガーとしてのボブ・ディラン
第5章 フォークの父ウディ・ガスリーとの出会い
第6章 スタンダードの巨人フランク・シナトラとの接点
第7章 「ネヴァー・エンディング・ツァー」はいつまで続く
第8章 ボブ・ディランは剽窃者なのか?
随分前になりますが地元の県民会館で
2回ライヴに参戦したことがあります。
そのうちの1回は最前列のど真ん中で、
アンコールでステージに駆け寄り、
私の頭の上でディランが演奏しているという体験をしました。
あのときから、「イントロを聞いただけでは何の曲か分からない」
という彼独特のアレンジの凄さと、
常に新しいことに挑戦するスタンスに驚かされたものです。
【2024年4月25日 読了】