<2023年4月22日>
エリック・クラプトン日本武道館100回記念公演翌日の朝の散歩。
九段下のホテルから坂を上り、
「春季例大祭」当日の靖国神社の境内へ横から入って、
ひと回りし、正面に抜けて来ました。
前夜のライブで渡って来た靖国通りを跨ぐ歩道橋を逆に渡ると、
いつも気になっていた石造りの立派な燈篭があります。
正式には「高燈篭」、別名は「常燈明台」というものでした。
明治4年(1871)に靖國神社の燈篭として設置されましたが、
方位盤や風見が付けられた擬洋風建築で、この位置だと
品川沖を出入りする船の目印として灯台の役目も果たしたとのこと。
「小林清親」が明治13年に描いた「九段坂五月夜」が、
まさにこの「高燈篭」です。
石垣の上に灯台が載っているような重厚な造りです。
その「高燈篭」と競うように同じくらいの大きさの銅像が
隣にありました。
「品川弥次郎」は長州藩生まれで、松下村塾出身。
戊辰戦争で活躍しし、その後も省庁の役人から
政治家として活躍した方でした。
その「品川弥次郎」の足元では、千代田区議会の選挙中でした。
さらにもう一つ像があります。
「大山巌」という薩摩藩出身の方で、日清・日露戦争で活躍し、
「陸の大山、海の東郷」と称された方だそうです。