昨日の午後は、妻と二人で映画を観て来ました。
「生きる LIVING」です。
黒澤明監督、橋本忍脚本の名作のイギリス版リメイクです。
脚本はノーベル賞作家のカズオ・イシグロさんで、
橋本さんとはひと味違う味を出していました。
とくに「ゴンドラの唄」に替わるスコットランド民謡
「ナナカマドの木」がぴったり嵌っていました。
派手な部分や衝撃の部分など「やかましい」シーンは全くなく、
物語が淡々と進みつつ、ちょっぴりした希望と、
やっぱりの失望が交錯する、しみじみと沁みて来る作品でした。