村上春樹さんのエッセイは、とてもフワフワと軽くて、
サラッ!と読みやすく、なおかつ洒落ています。
とりわけ食の話や音楽の話が散りばめられていて、
私は良く分かりませんが、何となく爽やかな気分になります。
この本は、さらにその文章に挿絵が絶妙にマッチ。
大橋さんの版画だそうですが、「あとがき」にもあるように
大橋さん自身にとっても村上さんの文章に
自分の版画が添えられることに大きな喜びを感じています。
短い文章の寄せ集めですが、
ひとつひとつに「小さなドラマ」があります。
【2022年10月25日 読了】