<2021年8月1日>
道東ドライブで訪れた「網走監獄」。
三角形の屋根だけのように見える建物が現れました。
順路10番「休泊所」です。
【受刑者が塀の外に出て、日帰りできない作業をする場合に寝泊まりした
仮小屋で、道路工事のように先へ進む工事の場合は、進行に伴って
この休泊所も解体して移動して行った】とのこと。
つまり「動く監獄」です。
看守が監視する中で寝泊まりする受刑者。
さぞかし暑かったり寒かったりしただろうと想像できます。
食事は立ったまま食べたのでしょうか。
なかなか生々しい実物大の再現シーンです。
「休泊所(別名 動く監獄)」。
監獄での作業は、農工芸が基本ですが、他にも瓦製造、
煉瓦製造、鉱山役夫。
さらには道路開削、石炭採掘といったブルドーザー的役割も
果たしていたようです。
丸太組み、茅葺屋根の「動く監獄」は、
中に入ると息詰まるような壮絶なイメージでした。