<2021年8月1日>
道東ドライブで訪れた「網走監獄」。
正門をくぐって正面に「旧庁舎」があって、
「囚人が切り拓いた北海道開拓史」が詳しく展示されています。
まず「網走監獄のはじまり」と、隣には胸像。
「創始者 佐藤久翁之像」です。
この「網走監獄=博物館」の建設に生涯をかけた
網走新聞社社主の方でした。
この博物館が開館したのは昭和58年(1983)で、
公益財団法人を設立して先頭に立って尽力したのが、
佐藤久翁とのことです。
ロシアの南下政策に対する北の防備のために、
大勢の囚徒が開拓の先兵としてこの地に送り込まれたそうです。
屯田兵や入植は知っていましたが、
囚人がこんなに動員されていたことは初めて知りました。
「724km」に及ぶ道路建設も囚人が担ったようです。
そんな歴史がここに凝縮されていました。