昨夜呑み終えたのは、鳥取県湯梨浜町、
福羅酒造の純米酒「東郷」でした。
グラスに注げば、パインジュースかバナバジュースか、
と思うほどの濃い「おりがらみ」です。
酸味、旨味、香り、喉越し、どれをとっても、
「昔の酒はこうだったんだろうなぁー」と思わせる、
濃厚さとどっしりとした重量感のある逸品でした。
栃木の「岩下の新生姜」をつまみながら呑んだ時は、
生姜の色とほぼ同じような色に見えます。
最初はストレートで呑みましたが、さすがに重く、
次に「玉割(水割り)」で、その次からはずっとロックでした。
原料米;鳥取県産山田錦、酵母;7号酵母、
日本酒度;+5、酸度;2.7、と酸の強さが際立ちますが、
何と言っても「アルコール度数;20度」はなかなかありません。
7月に開栓して昨日まで、かれこれ2ヶ月間、真夏の炎天下で、
冷蔵庫には入れずに常温で放置したためか、
徐々に熟成が更に進み、深みが増して行ったように感じました。