<3月17日>
沖縄南部周遊の定期観光バスで訪れた「斎場御嶽(せーふぁうたき)」。
神聖な祈りの場所に足を踏み入れ、順路に従って奥へ進んで行きました。
小さな壺が二つ見えて来ました。
少し離れた位置から見ると、岩から逆さ蝋燭のように
垂れ下がった岩があり、その先端から水が滴り落ちています。
二つの壺に、ピンポイントで落ちてくる水滴。
奥側は「シキヨダユルアマガヌピー」です。
手前は「アマダユルアシカヌピー」。
鳥の囀りが聞こえて、近くに人もいましたが、静寂の中で滴る神聖な水。
近くで掃除していたスタッフの女性の話では、前日までは雨が少なくて
壺の中は空っぽだったそうです。
空になることは滅多にない珍事だそうですが、前の日から一晩で壺は
水で満たされたとのこと。これまた不思議なことだと言っていました。