<2021年7月31日>
道東ドライブで訪れた北海道帯広市の「愛国駅」。
メッセージで埋まる駅舎を抜けると、ホームが残されており、
そこに蒸気機関車が止まっています。
ナンバープレートは「19671」。
実物をそのまま保存しているので、迫力があります。
運転席を覗いてみました。
スコップで石炭を投げ込む蓋が見えます。
正式には「9600型19671号」。
製造年月日は「大正7年3月28日」ですから、1918年。
103年前に川崎造船所で造られました。
蒸気機関車が造船所で造られるとは・・・。
使用停止年月日は「昭和50年5月4日」ですから、1975年。
57年間走り続けたことになります。
ここに山のように石炭を積んで、煙を吐き続けた機関車。
ホーム脇には待合室の場所も残されていました。
ここだけ時間が止まったように静かに佇む蒸気機関車。
「愛国」に来たからには、せっかくですから「幸福」も
目指すことにしました。