<2021年11月23日>
青森県むつ市での2日目は、せっかくここまで車で来たので、
帰る前に「斗南藩の痕跡」を訪ねてみることにしました。
150年前の戊辰戦争で朝敵として叩きのめされた「会津藩」、
それが「流刑」という形で「斗南藩」と名前を変えて下北に添付されました。
今回投宿していたのは下北駅の方ですが、まずは大湊駅方面へ。
そこの海岸に「斗南藩士上陸の地」があります。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」ということで、幕府を守ろうとしたことで
「賊軍」となって、当時は不毛の地だった下北へ流された会津藩士。
四阿のようなものも設置されていました。
石碑が建っています。
「斗南藩士上陸之地」。
海岸の一角、わざわざ来なければならない場所が「その地」です。
「上陸の地」から見えるのは「釜臥山」。
手前は大湊の街ですが、150年前は何もない
寂れた漁村の風景だったと思われます。
150年前に、新潟港から船に乗ってこの地に上陸した
会津藩の人たちの思いを想像しながら、しばし佇んでおりました。