<2020年4月6日>

那覇空港から約1時間、乗客が少ないこともあって、

5分早く石垣空港に到着しました。

到着ロビーで、ホテルが準備してくれた遅めの朝食を摂り、

イザ!石垣観光に出発です。

ロビー正面には「お~りと~り八重山へ」の歓迎大看板。

ただ、その下に小さな字でいろいろ書いています。

 

「新型コロナウイルス感染症に関するお願い」です。

ポイントは、観光中もマスクの着用、手洗い、うがい、手指消毒の励行、

そして三密回避のお願いでした。

 

私たちが石垣に着いたのは4月6日ですが、これは翌7日の現地新聞です。

数ヶ月前から旅を企画し、コースを設定して飛行機も宿も予約しました。

ところが年明けから「COVID-19」の流行が始まり、

国内でも感染拡大の兆しが見え始めた頃で、私たちも悩みました。

そんな中、TVのニュースで知ったのは、3月31日に石垣市長が、

「体調不良者の来島自粛要請」が出されました。

ただ私たちは体調に問題はなく、計画も全て決まっていましたので、

勇気を出して決行を決め、前日の4月5日に自宅を出発しました。

ところが、那覇の観光を終えて、石垣入りした6日当日に、

石垣市長の「すべての観光客の自粛要請」が出た次第。

 

石垣に着いた当日の朝は、この要請が出る前で、

要は私たちは、「すべての観光客の来島自粛要請」が出される予定の日の朝に、

もう石垣に到着していたことになります。

 

この日に、いずれ石垣市長から新しいメッセージが出されることになろうとはツユ知らず、

この日の夜になって知ることになる「来るなと言われても・・・」

「もう来ちゃってる」状態で、私たちは空港から石垣島への第一歩を踏み出した次第です。

 

沖縄に来る前から、「本当に行っていんだろうか?」と悩みつつ、

逆に本当に緊急事態宣言が出たら中止せざるを得ないと思われたので、

ギリギリのタイミングでの決行となり、楽しいはずの旅が、

どこか「来て、スミマセン」という思いを何となく背負いながらの旅でした。