前作に「もっと」が付いた続編です。

こんな話が出てきます。

【「いい人だけどだらしがない」と言うと、聞き手には

 だらしない印象が残るそうです。

 「だらしないけどいい人だ」と言い換えると、そうか、

 いい人なんだと受け取るものなんだそうです。】

 

これと似たような話を以前聞いたことがありました。

【女子大生が夜キャバクラでバイトしていると聞くと

 ふしだらに聞こえるけど、キャバクラ譲が昼は

 大学で学んでいると聞くとまじめに聞こえる。】

 

つまり後に言った結論的なことの方が、

記憶に残りやすいという日本語の特徴のひとつかも知れません。

 

また前作の【二升五合=益々繁盛】がさらにグレードアップして、

【一斗二升五合=御商売益々繁盛】というのも出てきます。

これは「一斗」=「五升の倍」という話。

 

他愛のない話の列挙みたいなものですが、

前作同様やはりニヤニヤしながら読み終えました。

 

【2020年10月19日 読了】