<2019年3月29日>
イングランド中央部、コッツウォルズ地方の北端にある、
シェイクスピアの生まれ故郷「ストラットフォード・アポン・エイヴォン」から、
バスは南へ向かいました。
添乗員さんの解説で「コッツウォルズ地方」は長さ約80km、幅40kmくらいで
広さはちょうど東京都ぐらいとのこと。5つの州で構成されています。
「羊小屋のある丘」という意味だそうで、古代ローマ人が寒さに強い毛足の長い羊を
この地方の原産種と掛け合わせて「コッツウォルズ羊」を作ったとのこと。
バスの車窓の両側には、そんな牧羊主体の牧場が延々と続きました。
そしてバスが着いた次の観光地は「バイブリー」です。
バスを降りて、川に架かる橋のたもとへ。
橋の向こう側に、この地の名物「スワン・ホテル」があります。
川べりから見える景色は、清流が流れるイングランドの片田舎。
その清流を利用した「鱒の養殖場」がありました。
清流の向こう岸のホテルの前で盛んに写真を撮っている人がいます。
たぶん韓国か中国系の方でしょうね。
新婚の記念写真をこうしてあちこちで撮る姿は、ソウルでよく見かけました。
「鱒養殖場」の手前を流れるのは人工的に造られた川のように見えました。
「★」マークが現在地。
川に沿って作られている養殖場はかなりの広さです。
川の名前は「コルン河」。
詩人のウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい」と称賛したのが、
この「バイブリー」の村だそうです。
水鳥が泳ぎ、天然の鱒が群泳する澄んだ小川の左右に
小さな石造りのコテージが点在する景色です。