<2019年10月17日>
青森県五所川原市金木町にある太宰治の生家「斜陽館」めぐり。
1階部分をひと通り廻って、階段を登ります。
登り切ったところからまた階段。
つまり「中2階」的な造りになっていました。
階段を登ったところに「階段奥」というスペースがあります。
いささか謎めいた造りのこの部屋の使われ方の変遷が記されています。
「太宰の曾祖母サヨの隠居部屋」→
「太宰の兄・英治が結婚して独立するまでの仮住まい」→
「使用人頭アヤが警護のために寝泊まり」→
現在は「斜陽館の事務室」というものです。
順路に従って「2階へ」。
最初は広々した「洋間」です。
応接間として使われていた洋間で、
鹿鳴館風の和洋折衷様式。
天井と奥のソファーは当時のままだそうで、
このソファーに寝そべってサイダーをがぶ飲みしたという話が
太宰の小説「津軽」に出てくるそうです。






