<9月13日>
岩手県奥州市水沢の水沢公園内にある「高野長英記念館」。
幕末のシーボルト事件や蛮社の獄に絡んだ長英の足跡を追いながら
館内をひと廻りしました。
ガラスケースには貴重な資料が大切に保存されています。
長英の養父である玄斎と交流があったのが、大槻玄沢や杉田玄白など。
「解体新書」も展示されています。
こちらはシーボルトが使った医療器具。
長英と交流のあった人物の一覧表です。
郷里の人々、江戸遊学時代、尚歯会関連、シーボルト関連、
宇和島潜伏時代、投獄時代、江戸での支援者など
全国各地で「交流」があったことが分かります。
館内をゆっくりひと廻りして外へ出て来ました。
幕末の激動の時代に、鎖国から開国に至る過程で
日本の夜明けに貢献したことが石碑に刻まれています。
敷地内にあったのが「シーボルトノキ」。
「クロウメモドキ」という樹種のようですが、
シーボルトの邸宅内に植えられていたものだそうです。
「高野長英記念館」は、たまたま見つけて入りましたが、
遥か昔に日本史のレポートで取り上げた「蛮社の獄」。
数年前に訪れた大分県日田市の「廣瀬淡窓記念館」など、
点だった記憶を結び付けてくれました。