
<2月21日>
秋田県北秋田郡阿仁地区めぐり。
「 阿仁町伝承館 」 に隣接して 「 外国人官舎( 異人館 )」 があり、
その周辺に 「 鉱山の名残 」が残されていました。
左側は 「 坑夫の試験石 」 で、坑夫たちが爆薬を埋めるための
細い穴を掘る技術を競った名残。
右奥は 「 庚申様 」 で、雑多な人たちが集まった鉱山の 「 庚申信仰 」 の象徴です。

「 坑夫の試験石 」 の向こうには 「 金毘羅大権現 」、
その向こうに内陸縦貫鉄道の車両基地があります。

手前の解説板は 「 鍰( からみ )」 の説明です。
「 鍰 」 とは、砕いた鉱石を溶鉱炉で溶かして製錬する際に、
銅と分離された不純物である鉱滓のことだそうです。

そんなこんなの 「 鉱山の名残 」 が、この一角に集められています。

外国人官舎は明治15年(1882年)頃の煉瓦造りの建物です。

手前が外国人官舎、向こう側が伝承館。
「 鉱山の名残 」 を今に伝えていました。