
昨年たまたま訪れた青森県下北半島のむつ市大湊。
陸奥湾に面した大湊の漁港の片隅に建っていた
「 斗南藩士上陸の地 」 という標柱をたまたま
カメラに収めたのがそもそものきっかけでした。
聞いたことがなかった 「 斗南藩 」 という藩が
実は会津藩の流刑後の名前だったことを知り、
そこから戊辰戦争で賊軍とされた会津藩士たちの歴史を
追い始めることになりました。
「 斗南藩 」「 幕末の会津藩 」「 奥羽越列藩同盟 」 と
立て続けに3冊読んで、今回が4冊目です。
第1章 江戸の情勢
第2章 会津国境の戦争
第3章 会津城下の戦い
第4章 籠城一か月
第5章 降参の白旗
戊辰戦争で最大の悲劇とされる会津鶴ヶ城の攻防戦は、
なぜ始まって、どう展開して、どんな風に終わったのか・・・。
それらについて実に事細かく丹念に描かれています。
明治維新の裏面ともいえる戊辰戦争は、
客観的に見てどんな戦いだったのか。
いろいろ考えさせられるとともに、
歴史の見方についても一石を投じる内容でした。
【 2019年4月21日 読了 】