
<9月9日>
東京からの客人をアテンドして、初秋の秋田路めぐり。
2日目の朝8時頃、投宿していたホテルをチェックアウトして、
大湯温泉の街並みを眺めながら北へ向かいました。

向かったのは 「 十和田湖 」 です。
まずは秋田県側の 「 休屋 」 へ。
8時30分過ぎくらいですから、まだ人は殆んどいません。
それでも遊覧船が動いていました。

そこから湖畔を更に北へ向かい、
青森県側に入って 「 子ノ口 」 から 「 奥入瀬渓流 」 へ。
まだ朝の時間帯のこともあって、ここも空いています。
どこでも駐車できる状態でした。
奥入瀬一番の流量を誇る 「 銚子大滝 」 の近くに車を停めて、
傍まで行ってみました。
銚子大滝を見るのは何回目かになりますが、今回が一番流量が多く、
ごうごうと流れ落ちる滝は迫力がありました。

奥入瀬渓流を上流へ向かって行きます。
あちこち見どころがありますが、車窓からだけにして、
一気に 「 石ヶ戸 」 の瀬へ。
「 ヶ戸 」 というのは、この地方の方言で「小屋」を意味し、
「 石ヶ戸 」 は 「 石でできた小屋 」 ということになります。
大きな石がカツラの巨木に支えられ、
確かに小屋のようにも見えます。
昔、鬼神のお松という美女の盗賊がここをすみかとし、
旅人から金品を奪っていたという伝説が残っているそうです。

深緑に包まれた 「 石ヶ戸 」 の瀬。

奥入瀬の澄んだ流れと深い緑に、しばし見とれておりました。