<7月7日>
上野の森美術館で 「 エッシャー展 」 を
見たあとの上野界隈散歩。
上野公園から不忍池を挟んで反対側に渡り、
坂道を登って 「 旧岩崎邸 」 へ閉館間際に
滑り込みました。
内部は撮影禁止でしたので、
リーフレットから画像を拝借して紹介したいと思います。
【 旧岩城邸は明治29(1896)年に
岩崎彌太郎の長男で三菱第三代社長の久彌の
本邸として造られました。】
往時は約1万5千坪の敷地に
20棟の建物が並んでいたそうです。
洋館の設計は 「 ジョサイヤ・コンドル 」 の設計で、
英国ジャコビアン様式の装飾が随所にみられます。
設計者のジョサイヤ・コンドルさんは1852年ロンドンの生まれ。
門下に東京駅等を設計した辰野金吾さんなどがいるようです。
和館は書院造りを基調にしており、
かつては550坪もあって洋館を凌いでいたそうです。
現在残っているのは大広間の1棟だけ。
1階の婦人客室の天井はシルクの日本刺繍の布張り。
ジャコビアン様式の意匠も見事でした。
2階客室の壁には 「 金唐革紙 」 が施されています。
この金唐革紙は秋田県大仙市高梨の旧池田氏庭園の洋館でも見ました。
洋館1階から2階、和館を通って、和館の出口から庭へ出て来ました。