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<2017年11月12日>

 秋田市の寺町エリアで行われたイベント 「 寺町ウォーク 」

 最初の 「 鱗勝院 」 の説明と見学、副住職さんの話を聞いて外へ出て来ました。帰り際に山門の説明です。

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 この山門は、元々は藩主である佐竹家の久保田城の裏門だったようです。

 明治19年(1886)の 「 俵屋火事 」 と呼ばれる大火で門が焼失し、拝領したものとのこと。

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 「 鱗勝院 」 には、他にもいろいろ見どころがあって、パンフレットに詳しく紹介されていました。

 そもそも、大して見るべきものもないだろうと思っていたお寺が、実は様々な由緒や歴史があって、しかも

ちゃんと立派なパンフレットまで作っていることを初めて知りました。

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 寺の全景や年中行事も載っています。

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 パンフにある山門の解説。

 原形では2階もあったようですが、移転の際に取り除かれたとのこと。

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 その山門の前に 「 山門禁葷酒 ( くんしゅ )」 の立派な石柱が建っています。

 「 葷酒 」「 くさい野菜と酒 」 もしくは 「 なまぐさものと酒 」 という意味だそうで、「 なまぐさものと酒は、

仏道修行に差し支えるので、清浄な寺門内に持ち込むことを許さない。」 という意味とのこと。

 現代でもこれが厳格に守られているかどうかは、定かではないような気がします。