
<2017年11月12日>
秋田市の寺町で行われたイベント 「 寺町ウォーク 」。
午後1時の集合時刻になると、参加者が揃い、主催した商工会議所の担当の方の諸注意から始まりました。

実際の案内役と説明は、黄色いスタッフジャンパーを着たボランティアガイドの方です。

本堂へ入ると、イベント用に椅子が並べられ、ちゃんとあらかじめ暖房も入っていました。

曹洞宗のお寺の正式名称は 「 義峰山鱗勝院 」。

パンフレットにあったのは 「 真崎雲井之介 」 という人物と 「 刷毛塚 」 の説明です。
人物の方は、佐竹義重公に従って羽生田の戦に16歳で初陣した真崎兵庫介の話。戦で活躍し、身長が
2メートル以上もあったため、主君から 「 雲井之介 」 の名前を拝領したとのこと。

「 刷毛塚 」 は、本堂に入る前に見ていました。

由緒を見ると、この寺は藩主である佐竹家ゆかりの寺院であることが分かります。
佐竹家の菩提寺は 「 天徳寺 」 ですが、それに準ずる格のお寺とのこと。

住職は不在で、若い方がお寺の由緒などを説明してくれました。

欄間に見えるのは、佐竹家の家紋です。

天井から下がる 「 待真 」「 湯薬 」「 請客 」 などの札が見えます。
仏事などのときの並び位置でしょうか?

廊下にはいくつかの仏像が並んでいます。

そのうちの一つが 「 びんづる尊者 」。
これの大きなものを善光寺で見た記憶があります。