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<9月17日>

 秋田県北秋田郡上小阿仁村で開かれていたアートイベント 「 かみこあにプロジェクト 2017 」 八木沢会場。

 次の作品は、芥川真也作 「 偶然の無色 」 です。

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 棚田の草むらに隠れるようにあった作品で、見つけるのに少し苦労しました。

 キャプションによれば・・・、

 【 今西龍太は著作で、言語は本質的な沈黙と領域を接していたと説明している。すべての石に、すべての

  滝に、飼いならされぬ野生に人々が驚愕ししるしをあたえる。地名とはそういった充満する無音を孕むもの

  だという。】

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 【 上小阿仁にある老不知の滝も住人に畏敬をもって名を与えられたと思う。しかし現在は滝は枯渇し、

  与えられた名前と現実のその姿のギャップは訪れた人を落胆させ、また偶然について考えさせられる。

  村にあるダムは人工的に建造された壮大さを持ち、それが余計滝の美しさは自然の偶然性から生まれ

  ているのだと気付かされる。今回の作品では自然が空間に与える偶然性と、人工物が示す行為性の

  両側面を時間と水の流れを通して作品にしました。】
 
  とのこと。

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 畦道をさらに奥へと進んで行きました。

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 道案内役を務めてくれている、空気ひとし作 「 風花 」 のキャプションもありました。

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 【 空気ひとしが工場長を勤める、「空気工場」の製品№0001_風花(かざはな)

  風の強い土地で生まれた白いお花のような、かざぐるま。

  今年もこの季節に上小阿仁村のあちこちに生えてきたようです。

  さて、そこからはどんな風景が見えますか?】