
<5月5日>
ゴールデンウィーク真っ只中の軽井沢めぐり。
「 チャーチストリート 」 の中庭で開かれていたJAZZの生演奏をしばし楽しんだあと、この建物を通り抜けて
反対側へ出て行きました。
出口のあたりに本物の馬車が展示されていました。

反対側に抜けると教会があります。
旧軽井沢銀座通りから、この教会に抜けて来るショートカットという意味もありそうな 「 チャーチストリート 」。

私たち夫婦がここに来たのは、このときで3回目。
数十年前と数年前も一緒に来ている、ある意味想い出の場所です。

教会を背にして振り向くと、「 チャートストリート 」 の新しい建物をバックに、両手を拡げた聖者の銅像。

この鐘楼も昔のままです。

教会の中にも入りましたが、シーンと静まり返った礼拝堂でカメラを向けるのは憚られました。

正式名称 「 軽井沢カトリック教会 」、通称 「 聖パウロカトリック教会 」、略称 「 聖パウロ教会 」。
1935年 ( 昭和10年 ) にイギリス人司祭のワードさんによって献堂されたものだそうです。建築設計は
チェコ出身のアントニン・レーモンドさん。
傾斜の強い三角屋根、大きな尖塔、打ちっ放しのコンクリートが特徴で、内部は自然木のX型トラス構造に
なっています。

壁面に掲げられたプレート。

堀辰雄 「 木の十字架 」「 風立ちぬ 」、川端康成 「 掌の小説 」 にも登場した軽井沢を象徴する建物のひとつ
です。