
<8月1日>
東京駅の地下街で早目のお昼を食べ、この日の目的地である、日比谷の帝国劇場に着いたのはちょうど
12時頃だったと思います。
ミュージカルの開場は12時30分、開演は13時30分ですから、まだ時間があるので、隣りの 「 出光美術館 」
を覗いてみることにしました。

「 出光美術館 」 の存在は知っていましたが、中へ入るのはこのときが初めてでした。

このとき開催されたのは 「 祈りのかたち 」 と題した仏教美術展でした。

チケットを買って館内に入りました。中はもちろん撮影禁止。
「 第1章 仏像・経典・仏具~かたちと技法 」 コーナーには、2世紀頃のガンダーラ美術から日本とアジア
の貴重な仏像などが展示されていました。
その先には、
「 第2章 神秘なる修法の世界~密教の美術 」
「 第3章 多様なる祈り~弥勒・普賢信仰の美術 」
「 第4章 極楽往生の希求~浄土教の美術 」
「 第5章 峻厳なる悟りへの道~禅宗の美術 」
という各コーナーがありました。

ひと通り鑑賞し終えて出口から出ると、正面がショップ、右側は皇居を見下ろせる休憩コーナーになって
いました。

屋上に塔が立っているのは警視庁でしょうか?その奥はホテル・ニューオータニ?
仏教美術を、こんな風にじっくり鑑賞したのは初めてでした。かれこれ二千年近い歴史を持つ仏教美術。
たしかにこうしてみると、奥が深く、時代の変遷と思想の変遷が作品に与えた影響も、よく分かりました。