
<7月21日>
青森県鰺ヶ沢町の街歩き。
駅前の大型店 「 パル 」 の前のバス停は 「 舞戸本町 」。その向かいに婦人用品店があります。

店内に入ると、高齢の女性向け洋服が並ぶ、典型的な地方の洋品店。

珍しいのは、天井からぶら下がっている赤と青の服で、ナイロン製です。
漁師や農家の女性たちが愛用する、作業用の 「 ヤッケ 」 だそうです。軽くて、防水、防風、防寒機能が揃う
必需品とか。

珍しかったのは、店の奥の方のラックに並んだカラフルな大小の着物です。
何とこれは、お地蔵さんに着せる 「 地蔵用着物 」 とのこと。お寺や路傍にあるお地蔵さんが、着物を着ている
姿はよく目にしますが、まさかそれが店で売られているとは・・・。

しかも、たまたま店にいたときに、その着物が売れました。
年配の女性が、いくつかの候補から一枚の着物を選び出し、お買い上げでした。

店のさらに奥、天井近くから垂れ下がっていたのは、金模様の布です。
たぶん仏壇用だと思われます。
「 地蔵着物 」 といい 「 仏壇敷物 」 といい、珍しい商品が、この土地の特徴を表しているようでした。