
<1月24日>
上野の国立西洋美術館。
館内へ入ると、まず吹き抜けがあって、正面にこの建物の模型が展示されています。
ル・コルビジェ氏の設計で世界遺産にも登録された建物の全貌が分かります。一部は地下を使った独特の
構造になっています。
製作者は日大建築工学科の広田直行研究室の方々。縮尺は100分の1でした。

模型の奥には、「 西洋美術館の歴史 」 が紹介されていました。
本館設立の経緯は、第二次世界大戦でフランス政府に差し押さえられていた松方コレクションを収蔵する
ために建設されたもの。川崎造船所の社長だった松方幸次郎氏が収集したヨーロッパ芸術のコレクションが
いかに凄かったかが分かります。

その後、美術館としてよりよい空間となるために、改築が行われて来ました。

設計者であるる・コルビジェ氏の略歴、世界遺産に関する解説もされていました。

順路に従って、吹き抜け空間から上へ向かいました。

上階へ上がるのはスロープです。
坂道を登って行く過程でも、周囲をゆっくり眺めながら移動できます。階段であれば、足元に注意しなければ
なりませんが、スロープであれば周りが良く見えるという工夫がなされていました。