
<1月24日>
迎賓館赤坂離宮見学ツァー。
館内をグルグル廻ったので、どこの部屋をどの順で見て行ったかは定かでありませんので、順不同で紹介して
行きます。
前回は 「 彩鸞の間 」 と 「 中央階段 」。今回は 「 2階大ホール 」 からです。
公賓の方は、正門~前庭~正面入口~真っ赤な絨毯~中央階段と歩いて来られるそうで、その階段を登り
切ったところにあるのが大ホール。
ホールのシンボルは8本のイタリア産大理石の大円柱で、コリント様式だそうです。

次は 「 花鳥の間 」。
どの部屋も巨大で豪華なシャンデリアが目を惹きますが、ここのシャンデリアが一番大きいそうです。
【 天井に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたフランス製のゴブラン織風綴織、壁面に飾られた30枚
の楕円形の七宝に、花や鳥が描かれていることに由来した部屋。】
この七宝焼きが巨大で、まるで大きな鏡の中に絵が納まっているように見えます。ボランティアガイドに確認
したところ、間違いなく 「 巨大な七宝焼 」 だそうです。

中央階段を登り切った大ホールの奥にあるのが 「 朝日の間 」。
【 天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵に由来しているそうです。周囲の
16本の大理石はノルウェー産。壁には、京都西陣の金華山織の美術織物が張られ、床には、紫色を
基調とした47種類の糸を使い分けて桜花を織り出した緞通が敷かれています。】

そして 「 羽衣の間 」。
【 謡曲 「 羽衣 」 の景趣を描いた300㎡の曲面画法による大絵画が、天井に描かれていることに由来
しています。室内はフランス18世紀末の古典主義様式で、迎賓館の中でも最も大きな部屋。壁には
楽器、楽譜をあしらった石膏の浮き彫りで飾られ、正面の中二階にはオーケストラ・ボックスがあって、
かつてここが舞踏会場として設計されたことが分かります。】

もう一つ、ボランティアガイドさんが力説していたのが、どこかの部屋にあったこの 「 紋 」 です。
「 桐花紋 」 ですが、これは天皇家の「副紋」だそうで、菊花紋に次ぐ格式があるとされているとのこと。
その昔は、足利尊氏や豊臣秀吉がこの紋を天皇から賜ったものだそうです。

「 豪華絢爛迎賓館赤坂離宮 」 の建物内部見学はここまで。
さらに帰り際にボランティアガイドさんと話しながら知ったことは、「 公開しているのは2階だけで、実は1階も
地下もあるが、そこは防犯上や機密上の問題から非公開となっている。」 そうです。
言われてみれば、ナルホドと思いました。