
<1月24日>
西門からセキュリティチェックを通過して敷地内に入り、ツァーメンバー全員が揃ったのを確認して、迎賓館の
館内に入りました。ここからは撮影禁止です。画像はありませんが、パンフレットなどを活用しながら紹介して
行きたいと思います。まずは階段を登って2階へ。
このときも、あちこちにいるスタッフが監視の目を光らせながら・・・「 壁などには触らないでください!」 と注意
していました。また、 「 階段の手摺りは触って結構ですが、手摺りの下にある金箔の紋様は触らないように!」
とのことでした。

ネットからシェアしてきた平面図を見ると、私たちは正面の右側 ( 西側 ) に廻り、矢印のあたりから入館した
ものと思われます。
そこから順路に従って館内を廻って行きましたが、どこをどう通ったかは定かではありません。何となく最初は
「 彩鸞 ( さいらん ) の間 」 だったような気がしますので、時計回りに一周して来たものと思われます。

パンフレットの裏面には正面から上がって来る大階段が写っています。

パンフレットを開くと、迎賓館設立の沿革。要約すると・・・、
【 迎賓館のある場所は、かつては紀州徳川家の江戸中屋敷。明治になって近代化の波の中で明治32年
( 1899 ) から10年の歳月をかけて赤坂離宮が完成。建物は鉄骨補強煉瓦造りで地上二階地下一階。
日本で唯一のネオバロック様式の建物。
昭和43年から迎賓館としての改修工事が始まり、5年をかけて昭和49年に完成。公賓の宿泊場所等
として使われ、平成21年には国法に指定された。】 とのこと。

「 彩鸞の間 」 です。画像はパンフレットから。
【 左右の大きな鏡の上と、ねずみ色の大理石で造られた暖炉の両脇に 「 鸞 ( らん )」 と呼ばれる架空の
鳥をデザインした浮き彫りがあることに由来してつけられた名前。
白い天井と壁には金箔が施された石膏の浮彫りで装飾され、10枚の鏡が部屋を広く見せています。
室内の装飾は、19世紀初頭のナポレオン1世の帝政時代を中心にフランスで流行したアンピール様式
となっており・・・。】
各部屋にボランティアガイドの方がいて、裏話的な話を語ってくれていました。

こちらは、パンフットの裏にもあった中央の大階段。
ここにいたボランティアガイドの方の話によると、国賓の方は正門から入場し、正面入口からこの真っ赤な絨毯
を通って階段を歩いて来るそうです。
「 でも、歩けない方もいるでしょうに?」 と質問したら、
「 もちろんエレベーターもありますが、よほどの方でない限りは国を代表して来るので、きちんと歩く方が多い
です。」 とのことでした。
国賓として外国を訪問する場合は、儀仗やレセプションなども含めて様々な行事が待ち構えているでしょうから
そもそも歩くのも大変な方は最初から行かないのかも知れません。