
<2015年3月24日>
ミラノ中心部、スカラ座前からガレリアへ入り、四大陸を象徴するフレスコ画のある十字路を通って、その先へ
歩いて行きました。
角にあったのは、「 ベンツ 」 のマークの店です。

雨が降っても雪が降っても、快適にショッピングができる大空間。
130年以上も前から、この空間が存在していたこと自体に驚かされました。

ガレリアを抜けると、一気に眺望が拡がり、広場へ出ます。
そこにあるのが 「 ドゥオモ 」。

フィレンツェのドゥオモとは全く異なる建築で、繊細で美しいというのが第一印象でした。
奥の壁面に大型のディスプレイがあるのは正直いただけない気分でしたが、このときはちょうど 「 ミラノ万博 」
の直前で、そのPR用という意味もあったと思われます。

天に延びる尖塔の数は135本。
それぞれの先端に聖人が立っていて、一番高い位置にあるのが 「 金のマリア像 」 でした。かつては、この
マリア像より高い建物は建ててはいけない、とされていた時代もあったようです。

ドゥオモ建築のスタートは1386年と言われており、完成は1813年とのことですから400年以上の歳月を
かけて造られて行ったことになります。

そんなミラノのドゥオモの説明をしてくれたのは、このドゥオモ広場で待ち合わせて合流したファビオさん。
ただ彼の英語まじりの説明は、聞き取りにくく、広場の雑踏もあって殆んど頭に入りませんでした。

ファビオさんの説明を聞き、ドゥオモの見学の仕方を聞いて中へ入ってみることにしました。

世界最大級のゴシック建築の正面に立ちました。
細かい細工、全体的に白っぽい貴婦人のような佇まいの 「 ドゥオモ 」 は聖母マリアに献納された建物だ
そうで、第二次大戦のときには連合国も爆撃の目標から外したために、破壊を免れたというエピソードもある
ようです。