
<10月15日>
山形県鶴岡市の街めぐり。
鶴岡公園内にある 「 藤沢周平記念館 」 に入りました。

館内は撮影禁止でしたので、パンフレットで紹介して行きます。

藤沢さんの書斎も、館内に再現されており、きちんと整理された部屋はご本人の几帳面な性格が現れている
ようでした。

展示室をひと通り見ていくと、藤沢作品に登場した江戸の場面や、藤沢さんと鶴岡や庄内地方との深い関わり
を知ることができます。

藤沢作品に登場する架空の小藩 「 海坂 ( うなさか ) 藩 」 は故郷の庄内藩と、その城下町である鶴岡が舞台
になっているといわれています。

「 義民が駆ける 」 と 「 蝉しぐれ 」 の解説。
映画化されたり、テレビドラマ化されたりして広く知られるようになった藤沢ワールドの原点は、ここ鶴岡です。
展示室の一角に、藤沢さんが鶴岡市長に宛てた手紙があり、「 作家にとって一番大事なものは自由であり、
その自由に制限がかかりそうなので、名誉市民は辞退したい。」という内容でした。
これも藤沢さんの人柄を表すエピソードの一つです。